【家計再生③】保険料は「今の僕ら」を守るための投資。固定費最適化で税金まで取り戻す全記録

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「保険ってよく分からないけど、入っていないと不安……」

かつての僕も、まさにそうでした。内容もろくに理解しないまま、知人に勧められるがまま、毎月なんとなく1万円近い保険料を支払い続けていました。

現在37歳、都内で会社員をしながら、2,300万円以上の負債と向き合っている「ゆるおじ」です。かつて資産1,000万円を築き、そして失った経験があるからこそ痛感していることがあります。それは、「借金がある時に、何が起きるか分からない未来のために過剰な保険をかけるのは、破滅への近道だ」ということです。

今回は、保険に対する「正解のない不安」に終止符を打ち、家計を再生させるための「賢い保険の持ち方」と、意外と見落とされている「税金を取り戻す仕組み」についてお話しします。


保険の正体は「貯金でカバーできない損失」への備え

そもそも保険とは何のためにあるのでしょうか? 結論から言えば、「個人の貯金では到底カバーできない、人生が破綻するレベルの損失」を防ぐためのものです。

  • 病気やケガで長期間働けなくなったとき
  • 億単位の賠償責任を負ったとき(自動車事故など)
  • 家族の働き手が亡くなり、生活が立ち行かなくなったとき

これらは、起きたら人生が終わってしまう「マイナス」のイベントです。逆に言えば、「数万円〜数十万円の貯金で対応できる程度のトラブル」にまで、高い保険料を払って備える必要はありません。

借金を背負ってから、僕は徹底的にこの「線引き」を行いました。

なぜ多くの人が「保険の入りすぎ」になるのか

多くの日本人が、必要以上の保険料を払いすぎています。その原因は主に3つです。

  1. 「不安」を商品として買わされている: 「万が一の時、これだけじゃ足りないかも」という心理を突かれ、過剰な保障を盛り込まされている。
  2. 日本の公的保障を知らない: 日本には「高額療養費制度」という強力な制度があります。どんなに高額な治療費がかかっても、月々の自己負担には上限(一般的な年収なら月10万円程度)があるのです。
  3. 内容を理解せずに放置: 昔入ったまま、ライフスタイルに合っていない保険に払い続けている。

僕の見直し前の状態は、まさに「何の保険か曖昧」「月額も曖昧」「でも入っていないと怖い」という、典型的な保険会社の「カモ」そのものでした。

「保険いらない論」に振り回されないための考え方

ネットでは「保険は一切いらない」という極端な意見もありますが、2,300万円の借金と闘う僕の結論は、「半分正解で、半分はギャンブル」というものです。

  • 小さいリスクに保険は不要: 「入院1日5,000円」のために月数千円払うなら、その分をコツコツ貯金した方が合理的です。
  • 大きすぎるリスクは民間保険で守る: 借金がある状態で、今「長期間働けなくなる」という事態になったら、僕の家計再生はそこで終了します。「一生かかっても払えない金額」が動くリスクは、民間保険で最小限のコストでカバーするべきです。

「全部いらない」でも「全部必要」でもなく、「公的保障で足りない分だけを、最小限のコストで補う」のが、最も賢い戦略です。


【実録】無理なく保険を最適化する3ステップ

僕が実際に行った、初心者でもできる見直し手順を公開します。

STEP 1:今の「守り」を全部書き出す

保険証券やマイページを確認し、以下の3つを紙に書き出します。

  • 毎月の保険料
  • どんな時に、いくら出るのか?(保障内容)
  • 解約したら戻ってくるお金(解約返戻金)はあるか?

STEP 2:「それがないと人生が終わるか?」を問う

書き出したリストを見て、「もし今日解約して、明日入院したら破産するか?」と自問自答します。「貯金でなんとかなるな」と思ったものは、見直しの候補です。

STEP 3:ネット保険へ切り替える

大手キャリアから格安SIMに乗り換えたのと同じように、保険も「ネット保険(ダイレクト保険)」に切り替えるだけで、保障内容はほぼ同じまま、保険料を半額以下にできるケースが多々あります。

【シミュレーション例】

  • 見直し前:月 10,000円(特約てんこ盛り)
  • 見直し後:月 5,000円(必要な保障のみ) 👉 月5,000円、年間で60,000円の削減!

賢くお金を残すための「保険料控除」活用術

保険を見直して「必要な保険」だけを残したら、次は「払った保険料の一部を税金から取り戻す」作業です。これが「保険料控除」です。

  • 保険料控除とは: 「保険料を払っている人は大変だから、その分、所得税や住民税を安くしてあげよう」という国の制度です。
  • 手続きの流れ:
    • 会社員の方: 毎年秋に届く「控除証明書」を年末調整で提出するだけ。12月の給料で還付金が戻ってくることもあります。
    • 自営業の方: 確定申告時に申告することで税金が安くなります。

※ただし、「税金が安くなるから」という理由で無駄な保険に入るのは本末転倒です。あくまで「必要な保険に入ったついでに控除を受ける」のが、家計再生の鉄則です。


結論:保険の見直しは「今の自分」を信じること

もし、あなたが「よく分からないから」と保険の見直しを先延ばしにしたら、10年で60万円、20年で120万円もの大金が、あなたの安心のためではなく保険会社の利益として消えていきます。

逆に今、少しだけ現実と向き合えば、「浮いた月5,000円」は、今の生活を豊かにし、将来の不安を現実的に取り除くための「貯蓄」に変えることができます。

「全部いらない」と突っぱねるのではなく、「自分にとっての適正量」を見つけ、制度を賢く利用する。それが、家計を再生させ、本当の意味での安心を手に入れる唯一の方法です。

まずは、引き出しの奥に眠っている「保険証券」を取り出すことから始めてみませんか? あなたの未来を守るための第一歩は、そこから始まります。


※本記事の料金プランや情報は2026年4月時点のものです。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。 ※制度の詳細は国税庁公式サイト(生命保険料控除の概要)等で必ず最新情報をご確認ください。

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